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平泉・一関旅行&文学フリマ岩手御礼

こんにちは、ひなたまりです。
このたびの大阪北部地震にて被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。


6月17日、岩手県盛岡市にて開催された、第三回文学フリマに出展いたしました。
奥州藤原氏創作を行っている私にとって、岩手は聖地です。私は福岡に住んでいるのですが、これは絶対に参加せねばならないと気合いを入れ、新刊を2冊作って岩手に飛びました。

せっかく前泊・後泊するのだから、岩手を満喫しようと、前日は平泉・一関をめぐりました。
奥州藤原氏創作をきっかけにお友達になった、岩手在住の雪原さんとご一緒しました。

平泉駅で待ち合わせた私たちは、平泉町巡回バス「るんるん」に乗り、毛越寺へと向かいました。
毛越寺では6月20日からあやめ祭りが開催されますが、今年はどの花も見頃が早いので、きっとあやめも咲いているだろうと思ってお参りしたのです。


あやめ

あやめ2


良かった、咲いていた~!! 見頃のあやめに、私たちは興奮して写真を撮りまくりました。
綺麗な花を見ると心が癒やされますね。
藤原基衡室も花が大好きだったそうですよ。

毛越寺のあとは、平泉文化遺産センターへ。入館無料で、平泉の出土品(重要文化財だらけ)を見ることが出来ます。

中尊寺

もちろん、中尊寺にもお参りしました。お昼ご飯は「義家」さんで盛り出し式平泉わんこそばを食べました。このわんこそばは自分のペースで食べられますし、美味しいのでおすすめです。
金色堂にお参りすると、いつも圧倒されますね。
中尊寺内にあるカフェ「かんざん亭」で、雪原さんに「みちのくの君・現パロバージョン」をぶちあけたり、楽しいひとときを過ごしました。

無量光院にも立ち寄り、私はGWにお参りしたばかりの宇治・平等院を脳内で再現しました。余談ですが、宇治の平等院は大混雑するから、行くなら平日がおすすめです。



平泉の後は、一関の「世嬉の一酒造」さんに向かいました。なんと100年の歴史を持つ酒造会社さんです。

酒蔵ツアー2


ビールや清酒のできるまでを、詳しく解説していただきました。世嬉の一酒造さんのビールは海外でも高い評価を受け、輸出が盛んに行われています。世界を目指す世嬉の一さんに、ちょっぴり奥州藤原氏が重なりました。
世嬉の一さんの建屋は大正時代の建築物で、レトロでおしゃれ。結婚式にも使われるそうです。
お酒の試飲もばっちりいただきました。飲み比べると違いがわかる、気がします。
酒粕をお味噌汁に入れると美味しいということなので、早速購入して作ってみましたよ。本当に美味しかったです!

20180620160223c3c.jpeg

工場見学の後は、郷土料理と地ビールを楽しみました。一関の郷土料理はもちということなので、手切りはっと膳。野菜たっぷりでヘルシー。
美味しいお酒と料理を楽しみ、私たちは盛岡に移動しました。


文学フリマ当日は心配した雨はなく、ほっと一安心。

文フリ岩手設営


会場は終始人の流れが途切れることがなく、穏やかでアットホームな雰囲気でした。
「東北のウタ写真展」が目の前に展示されていたので、じっくり見ることが出来ました。私の写真も展示されていて、見ていて照れました。
お久しぶりの方との再会を喜んだり、初めての方との出会いを楽しんだり、とても充実したひとときでした。たくさんお土産をいただき、ありがとうございました。会場で食べちゃったり、家で食べちゃったりしたので、写真を残す間もないほどでした。
長編「みちのくの君」もたくさんお手に取っていただけたし、短編集「山吹の姫」も順調。既刊もまんべんなく旅立っていきました。
また、私を岩手在住だと思われていた方もいらっしゃって、「鹿児島出身・福岡在住です」と言うとびっくりされていました。

夜も岩手のお酒を楽しみ、本当に素晴らしい一日でした。また来年も参加します!


翌日は朝起きて歯を磨いている最中、テレビで大阪北部地震のニュースが流れ、これは大変なことになったと思いました。
私はいわて花巻空港から福岡へ帰る予定なのですが、その便はたしか伊丹経由していたような……。
こまめに航空会社のサイトを確認したところ、欠航の文字はなし。
ありがたいことに真雉屋さんが空港まで送ってくださるということなので、甘えちゃいました。

甘えて大正解でした。

10時30分にいわて花巻空港で「福岡便欠航」を知りました(その後メール確認したら10時10分頃には欠航決定)。
空港のカウンターで甲高い叫び声を上げた後、すぐに気をとりなおし、仙台空港からの便に振り替えていただきました。
真雉屋さんに新幹線の駅まで送っていただけて、本当に助かりました。
新幹線の時間を待つ間、真雉屋さんにとってもおしゃれなカフェに連れて行っていただきました。いやっほう、マリアージュフレールが飲める! お店の内装がめっちゃ素敵なのです~。


牛タン

マリアージュフレールとケーキで復活した私は、元気に仙台空港に向かいました。いつも気になっていたお店で牛タン定食を平らげ、振り替えの飛行機に乗りました。
これがまた、快適だったんですよ。私の席はクラスJ(1000円足せば座れる快適席。1000円でこの広さはお得)との境目にある普通席。これが足元ひろびろ~なのです。おまけに隣は空席。めっちゃ快適!

ちょっとしたトラブルもありましたが、楽しい岩手の旅でした。
また行きます。というかもう、飛行機取ってる。次回は中尊寺蓮を見に行きますよ~!!
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近衛信尹の古筆

えー、絶賛ガリガリ原稿中です。
安倍貞任の長編小説と付き合って2年弱。もうすぐ完結かと思うと感慨深いです。この字数なら一気に書き上げて1冊でまとめれば良かったんじゃないのと思う瞬間もありますが、読み返すと濃すぎる内容なのでやっぱり分冊がいいやと。
もう前九年合戦小説は、時間単位で状況が悪くなっていくシーンを書いているので、現実逃避で過去作品を本にする作業をしたり、近衛信尹の本を読んで心を慰めています。下り坂を書くには、強い心が必要。上り坂は勢い大事。

一太郎2018ですが、買いました。2017を買ってから、まだ1年たってないぞ。
ふだん絵ソフトはアップグレードはせず、OSが持ちこたえるまで使用し、OSがサポート終了したら「ネット回線を切って」まで使用します。ソフトがアップグレードしたからといって、良くなるわけではなく、むしろ使い勝手が悪くなるというパターンもありまして。
たった1年でアプグレした一太郎ですが、買って良かった。印刷時の行ずれとか、ダブルミニュート問題とか、もろもろ解決されていて、作業が弾むったら。もちろん「!?」のずれはまだ解決できていないのでいじらなきゃいけませんが、いいのそれくらい。
フォントも「イワタ」なので、使うのが楽しみです。でもリュウミンラブなので、いつ使うんだろうか私は。



近衛信尹(信基)の書

タイトルの「近衛信尹の古筆」なんですが、はいこれ。
信尹についての本って少なくて、日本の古本屋さんで探していたら、うっかり目に付いた本人の書。
量産型作家ゆえか、時代が新しいせいか、「ちょっと目をつぶれば買える金額」。ちゃんと室町時代の紙らしい(と、電話で聞きました)。
で、ポチったわけですよ。
「信基卿」って書いてますが、これは信尹くんの最初の名前です。信基→信輔→信尹と変わっていくのです。最後は自分で名前つけている(心機一転目的らしい)。
古筆収集なんてなんと優雅な……と思われますでしょうが、買う動機は「好きなアイドルのサイン色紙が欲しい♪」というのと何ら変わりません。むしろライブだのグッズだのないぶん、古筆収集のほうがお金かからんのでないか。経済的に困窮した際は売り飛ばせるし。
などなど自分に言い訳し、古書店を検索しています。まだ信尹くんの書で欲しいのがあるんですよねえ。さすがに二桁諭吉となると、脳内の冷静な私が「馬鹿じゃないの」と蔑んだ目で見る。
ついでに、「中尊寺経断簡 −紺紙金銀交書 広弘明集巻十二−」をネットの古書店で見つけてしまったんですけど、お値段160万円。その価格に驚くどころか、「新車を我慢すれば買えちゃうよねえ」と思い始めている自分が恐ろしい。宝くじが当たったら、真っ先に買っていそうです。

「王羲之と日本の書」

九州国立博物館

雪の降る中、太宰府に行ってきました。目的は、九州国立博物館の特別展「王羲之と日本の書」!
なんでまた、寒い中わざわざ書を見に来たかというと、近衛信尹の書が展示されているから! そんな不純な動機です。推しを知るには、推しの作品を拝まねばならないというのが、私の信条。そもそも、近衛信尹にハマったのは、彼の作品を見たのがきっかけですし。
あらかじめ九州国立博物館のホームページで展示目録をチェック、近衛信尹、伊達政宗、空海、最澄、西行、足利尊氏と、ターゲットを絞ります。メインの王羲之をぶっ飛ばす気満々。推しじゃないとメインすらスルーできるこの私。
だって、全部真面目に見ると、確実に博物館疲労を起こしてしまうんです。真剣に見る展示は絞る! とくに近衛信尹はラスト付近に展示されているので、最初で気力を使い果たすわけにはいきません。


で、入るなり、まっすぐに近衛信尹に向かいます。
以前にも見た「渡唐天神像」。なにせ信尹くんは、菅原道真七百回忌に和歌百首を読んだ、筋金入りの道真ファンです。道真ファン過ぎて黒田如水に「太宰府天満宮のある筑前に国替えだって? い~な~」というお手紙を出したひとです。そらもう、気合い入ってます。
それと、長谷川等伯とのコラボ作品「檜原図屏風」。これって、絵を描いたあとに字を書くのか、信尹くんのプレッシャー半端ないだろうなあと思いました。
伊達政宗は信尹くんに字を習っていまして、とても綺麗な字です。でも、片目が見えないから書には苦労したらしく、いろいろ工夫したみたい。何事にも全力であたれと政宗から言われている気分になりました。なお、政宗は信尹くんの養子(甥でもある・美少年・宮様)を彼氏にしています。彼氏にしています。
空海・最澄の字に萌え、平安時代をぶっとばし、飛ばしすぎたために平家納経をスルーしそうになってあわてて引き返し、西行はフリーダムな人だと思ったり、足利尊氏の願文に涙し、常高院(浅井三姉妹の次女・お初)の手紙に「ちょww お姉ちゃん読みにくいよこのお手紙www」と江の気分になったり、めちゃめちゃ楽しめました。

太宰府天満宮

展示を見終わった後は、太宰府天満宮にお参り。私の初詣です(今いつだと……)。

飛梅

飛梅は、つぼみが膨らんだ状態。今年は寒いから、開花はもう少し先かな?
お正月でもないのに、太宰府天満宮は激混みです。お正月はいったいどんな混みっぷりなのだろうかと、考えただけで気が遠くなります。

松屋

太宰府天満宮の参道にある「松屋」さんで、梅ヶ枝餅をいただきました。600円なり。
松屋さんは、薩摩藩の定宿でありました。京都・清水寺の高層・月照上人は、松屋さんにかくまわれています。「西郷どん」で出てくる? 出てこない? 紀行で出てくるかな~。



一人称小説と三人称小説

こんばんは、毎日寒いです。
暖かくならないと、南国人の私は生きていけません。というか、我が家にはエアコンとこたつしかありません。これでマイナスの世界を乗り切れというのか。しょっちゅう落ちるブレーカーとの戦いです。エアコン3台を同時につけたらアウトですよね、やっぱり。

「みちのくの君」5巻を、リミッター振り切ってガリガリ書いてます。すごい勢いだ、一日2000字までという縛りはどうした。リミッターぶち切ると、血湧き肉躍る文章が出てきます。
1日単位で負けていく状況なので、過去に書いた箱館戦争を思い出します。あのときも魂削られたなあ。いま読み返すと、もうボロ泣きですよ。土方ー! 中島さーん! って、大鳥さんの気持ちになる。大鳥圭介、前向きなひとで私は大好きです。……って、前九年合戦はどうなった。

タイトルの「一人称小説と三人称小説」なんですが、特に小説の書き方云々ではありません。
今までなんとなく、「この小説は一人称」「これは三人称」って適当に考えていたはずなんですが、過去作を読み返して自分の中で一定の法則があることに気づきました。
「一人称」を使うのは、主人公の名前がコロコロ変わり、かつ周囲も旧名で呼ぶ場合。西郷隆盛は最後まで「吉之助」だし、大久保利通は「正助・一蔵」、従道は「信吾」。木戸孝允はコロコロ変わる。薩長同盟のときはもう桂小五郎じゃないんだぜ。榎本武揚も周りが釜さん呼びしますし。どうでもいいですけど、ふとした瞬間に幼名呼びするとグッときます。萌えます。
「三人称」の場合、主人公の名前が固定だったり、周りがちゃんと新しい名前を呼んでくれる時ですね。だから前九年合戦は三人称。だって貞任ちゃんの幼名わかんない。次郎でいいんだろうけど、ごちゃごちゃなるからやめました。幼少時の貞任ちゃんの描写をぼやかしてるのは、そういう事情もあったりします。
近衛信尹の話は、三人称にするかなあと。このひともコロコロ名前が変わるんですが、多分周りはちゃんと新しい名前で呼んでくれる、はず。そのために本人の日記を買いましたよ。大久保日記よりは読みやすくてホッと安堵しております。

一人称って難しいんですよね。ず――っと主役視点で話を書かなきゃいけないから、主人公が知らないことは書けない。最悪、主役リレー方式にすればいいんですけど、それも流れ的にどうなのって。前九年合戦小説を三人称にしておいて本当に良かったです。

たまには、主役の名前が変わらない世界の話を書きたいです。名前がわかっているだけでありがたいという前提のもとに言ってみる。

サイト時代の小説を本にしてみました

こんばんは、ひなたです。
当分の間、ブログに日常のことをつづっていこうかなと思っています。
もともとブログ人間なので、こちらのほうが性に合ってます。

ここ最近、サイト時代に書いた小説を本にするために、一太郎と格闘していました。
2012年の4月に、小説やイラストをアップしたくて、携帯サイトを始めていました。当時は幕末・明治ばかりでした(そして大声で言えない文ばかり書いていましたよw)
それが私と小説との関わりの始まりでした。書き始めたときは、当然ながら酷いモンしか書けなかったわけですが、そこは初心者の勢いというやつで、長編小説にチャレンジしたんですね。
今読むと「ああ、この漢字まちがえてつかってる」だの、「会話文多すぎ」だの、アラが目立つんですが、読み返して泣いちゃったんですよ。号泣した! 正月は過去作を読み返すだけで終わった!
自分で書いたものに自分で感動してるの、内容ぜーんぶ忘れちゃってるから! めっちゃ勢いあって、史実に沿いながらオリジナルストーリー展開していて、当時の自分えらい! マジ泣いた! 当然だ、自分の萌えツボ・泣きツボを全部押してるんですから。
で、感動ついでに自分用に本にしちゃおうぜーと、みちのくの君5巻の作業をうっちゃって、せっせと一太郎に流して表紙作って、印刷所に入稿しました。
4作品、それぞれ23万字・18万字・32万字・16万字と、アホみたいに長い話です。
1週間で4冊分の原稿作って入稿したわけですよ。しょっちゅう画面の端っこに「休憩しませんか?」のカップマークが出るわけですよ。ガン無視したけど。

表紙

これが32万字・幕末明治ラブストーリー小説の表紙。ええ、ラブストーリー。いいの、もう、大感動ラブストーリーなの! そういうことにしといて。
てかこの表紙だと、歴史物と思えないのですが、いいのよ自分用だし(あと幕末明治好きのお友達用にも作ったよ~)。

で、入稿終わって燃え尽きたかと思ったら、みちのく5巻の本文をものすごい勢いで書いてるんですよ。もうね、過去の自分に負けていられないよねって。
昔の私は、他人の目を気にせず、好きなもんばかり書いていて、それで満足だったんです。自分の妄想が形になるのが幸せだった。ただそれだけで書いていました。
けれど最近は、読んでいるひとの目を意識し始めて、こりゃいかん状態。
「手に取ってもらいやすいように、短い話を書こうかな」なんて思い始めて、もうダメダメ感満載です。私はそんな文章を書いて喜ぶ人間じゃなかろうと、過去作を読み返して頭を殴られた思いでした。
他人じゃなくて、自分が読みやすいように、萌えて燃える作品を書くのが私じゃないか。手に取ってもらいやすい作品ってなんじゃ。媚びてちゃ良いもん書けんやろ。もともと私は、めっちゃ手に取りにくいモンばかり書いていたじゃん! 好きなもん好きなように書いて、萌えを表現しようぜ! 自分の萌えツボを押していこうぜ! 自家発電イエーイ!

というわけで、リミッター外して、ガシガシみちのくの君5巻を書いています。すごい勢い。
初心に戻るって大事ですね。


ちなみに過去作読み返したきっかけは、大河ドラマ「西郷どん」なんですけどね、ハハッ。